2023年新年のご挨拶
皆様、あけましておめでとうございます。
紙芝居師のかみはるです。
昨年も、皆様に支えられてまた今日という日を迎える事が出来ました。
本当にありがとうございます。
どうぞ、本年もよろしくお願い致します。
さて、昨年は芸事を続けて10年。
芸歴10周年の年でした(笑)
は、はやい・・・
「攻める1年」と掲げ、自分なりに満足いく1年に出来たと感じています。
芸歴11年目となる2023年は
「静激」
静かな中に激しい躍動感を織り交ぜられるような人になるべく精進したいと思います。
この言葉を豊富に選んだ理由は、進行している障害とより密に向き合い
出来る事、出来ない事を明確に分けていきたい、という想いからです。
障害が目に見えて悪化していくだろう、といわれた年齢が大体32~33歳。
今年は34の歳。
あまり考えたくはなかったですが、やはり、足に痛みを感じる頻度。
スタミナがガクッとなくなる瞬間、というのを感じる事がふえてきました。
例えば、これまでは、立って30分口演を1日2回行えていたところが
現在はたって30分口演を1回行うだけで足に限界を感じています。
2015年から始まった障害やパラスポーツに関する普及紙芝居口演。
その中で登場する、ルードウィヒ・グットマン博士の言葉
「失ったものを数えるな。残されたものを最大限生かせ」
30代に突入してからというもの、自分の体が自分のものじゃないんじゃないか?
というくらい、向き合う時間がとっても増えました(笑)
杖を使ったパフォーマンスは10年前と比べるとメキメキ成長した。
しかし、自分の両足でちゃんと立てる時間はどんどん少なくなってきている。
勿論、そんな風に出来ない事が毎日のようにやってくると・・・
辛くないわけがありません。
夜眠れない時もあります。
明日も激痛が続いて、舞台にたてなかったらどうしよう?
そういう日もあります。
しかしながら保存療法という道を選んでいる以上、
いつ、訪れるかわからない「その日」に不安を感じていてもしょうがありません。
周りの人にも昨日より今日、今日より明日
もっと頼れるように自分の状態をもっと素直に受け止められるように
「お願い」「ありがとう」
もっともっと感謝の気持ちをたくさん言える一年にしたいです。
どうか、皆さんも今ある当たり前を当たり前と思わずに
毎日がたくさんの発見と幸せに溢れますよう。
2023年も何卒、紙芝居師かみはるをよろしくお願い致します!!
紙芝居師かみはる
神前はるか
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